こんな人がいる限り冤罪は繰り返される!2010/01/22 21:30

 栃木県足利市で1990年に4歳の女の子が殺害された足利事件で、無罪が確定的になっている菅家利和さん(63)の再審第5回公判が22日宇都宮地裁で開かれた。
 同日午後には、宇都宮地検で調べを担当した森川大司元検事が出廷した。そのやり取りから。

 弁護側「あなたはまだ、菅家さんが犯人だと思っているのですか」
 森川元検事「…」
 弁護側「極めて不誠実だ!」

 《弁護側の厳しい発言が、法廷内に響いた。反論する様子のない森川元検事。菅家さんも、目を閉じ、弁護側席に深く腰掛けたままやりとりに聞き入っている》

 弁護側「菅家さんは、自分から進んで虚偽の自白をしたということですか」
 森川元検事「自白しろと強要したことはない。質問に答えたということです

 弁護側「証人がこの法廷で証言するのは、取り調べの結果をテープに録音していたからではないですか」
 森川元検事「それは分かりません。裁判所から召喚状が届いたので来ただけです」


別の記事から

 菅家利和さん(63)が立ち上がり、「わたしに無実の罪を着せたことに謝ってください」と謝罪を迫った。
 元検事は「厳粛に、深刻に受け止めている」と述べたが、冒頭に謝罪の言葉はなかった。
 立ち上がった菅家さんは険しい表情で、「17年半もの間、無実の罪で捕まってきました。あなたはこのことをどう思いますか」と質問。
 証言台の前のいすに座った森川元検事は「主任検事として全証拠を検討し、犯人なのは間違いないと思って起訴し公判に臨んだ。その後のDNA型鑑定で犯人でないことが判明し、非常に深刻に受け止めているところであります」と述べた。

 当時の状況と確かに違うのは分かるが、今現在は無罪は確定的なのに、一言17年間を申し訳ないとなぜ言えないのか、こんな人が居る限り冤罪は起きる。


 地元の事件でずっと成り行きを見て来たが、まず無罪になり大変ありがたい。嬉しい。

 当時はDNA鑑定の導入時期で是が非でもDNAで検挙したかった様です、無理があったんでしょう。強引にDNAの結果有罪としたかったんでしょう。しかし今、この状況になり、今更自己保全をしても森川元検事しょうがないんじゃないでしょうか。
 潔く「私の判断が間違っていた、大変申し訳なかった。」となぜ言えないのか?当時はそれがベストだったか押しrませんが、今は状況が変わり無罪確定となっている状況でなぜ謝罪の言葉が出ないのか。人間として不完全さを感じます。
 子供のときに教わったでしょう、自分が悪いときは「ごめんなさい」です。これを言えない大人が多いから、こん事件がこれからも起きるでしょう。