広田尚敬さんとローカル線の旅へ2009/08/26 21:28





こんな本を出しています。「動止フォトグラフ」静止じゃないですよ、動止です、つまり流し取りですね。

 9月から始まる趣味悠々で「デジタル一眼レフで巡る ローカル線の旅」が始まります。講師は広田尚敬さんです。言わずと知れた現代の鉄道写真の第一人者であり、大御所です。
 広田以前は、西尾克三郎さん黒岩保美さんなど、主として静的なものが鉄道写真としては主流だったと思います。つまり、形式写真ですね。そこに衝撃的な写真が現れたんですよ、広田尚敬さんの写真です。私の例えで言いますと。フジテレビが歌番組で画期的な構図を映し出した、今まではバストアッブの無難な構図でじっと歌っていたのを、「夜のヒットスタジオ」あたりから実験的(?)な構図を採用しだした気がします。見ていてワクワクしましたもの。NHKとフジテレビ違うなぁと思ってみてました。
 車両を無難に画面に入れるより、より主観的に、自分の印象のままに構図を決める「広田写真」は最初は取り入れられなかったんでしょうが、私たちにとってそれは憧れでした。せっかく走ってくるんだからちゃんと全部撮りたいというのが人情ですが、「広田写真」は切り捨てて、印象だけを残しているように思いました。
広田さんは自前のEOS5Dmk2、 ダニエルさんはニコンD5000です。まずは番組で楽しみましょう。